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認知症サポーター養成講座

先週、認知症サポーター養成講座がありました。
(釧路市の担当は、福祉部 介護高齢者福祉課 福祉担当 0154-31-4539)
お招きくださった釧路湿原シニア大学の皆様、ありがとうございました。


テキストは、
認知症サポーター100万人キャラバン 認知症サポーター養成講座標準教材
「認知症を学び地域で支えよう」(全国キャラバン・メイト連絡協議会)です。
講座はテキストの内容に沿ってすすめました。


テキストの内容そのものではなかったものの一つは、認知症の人の予測数と実数。

平成19年度 厚生労働科学研究費補助金研究分担報告2008(栗田主一他)によれば、2010年の認知症の人の予測数は、250万人。
それに対して、実数統計(2011年3月 厚生労働省発表)では280万人でした。


たった2年後の予測で30万人もの誤差が生じてしまっていたのです。
ちなみに、1985年の予測では135万人、実数の半分にも満たない数でした。


先の報告書によれば2008年時点で、認知症の人の割合は
70代後半   約14人に1人
80代前半   6~7人に1人
80代後半   約4人に1人(27.3%なので、4人に1人以上) でした。


これらの数を見ると、団塊の世代が高齢化するに従って更に更に認知症の人の数は増えていってしまうのかもしれません。



そこで、テキストにもある認知症の予防の話にも少し余分に時間をかけました。
認知症の予防は何と言っても「生活習慣病の予防と改善」から。


高血圧・糖尿病・脂質異常症の方は、アルツハイマー型認知症になりやすく、更に進行も早いという研究報告もありますし、アルツハイマーだけではなく、これらの病気では血管の老化が促進されますから、脳血管性の認知症の危険性も増大してしまいますよね。


生活習慣病の原因になりうる食生活の改善や禁煙、運動習慣なども大切な予防要因です。
それから、人にあっておしゃべりをしたり、家事などのように同時並行でいくつかのことを行ったり,
計画するすることもよいそうです。


水分と食事は必要量をしっかりと摂ることが大切です。
病気のための制限が必要なければ、「水分は1,300cc以上・1,500kcal」を摂るようにという先生もいらっしゃいます。
カロリーに関しては身長・体重・運動量などによっても違うので、目安と考えてもらって良いかもしれませんが、「認知症」の診断を受けて施設や認知症高齢者グループホーム(制度としては施設ではなく在宅)に入所(入居)して水分や食事を十分に摂取できるようになると、「実は水分不足や栄養不足であって、『認知症』ではなかった」という人もいます。


こうした人たちがもしそのまま水分不足や栄養不足のまま過ごしてしまったら、「廃用性」と言って使わないものは機能が衰えたり無くなったりしますから、本当に認知症になってしまうかもしれないと思うと怖いものがあります。


食事を作るのが面倒だからと簡単なものばかりで済ませたり、好きなものばかりを食べたり、トイレに行く回数を減らそうと水分を摂らなかったりするのは、重大な結果を生むことにもなりかねないですね。


トイレに行く回数が気になるなら、今は良いお薬があったりその他の方法もありますので、泌尿器科への受診をおすすめしたいと思います。


手前味噌ですが、ゆる体操もお役に立てるかと思います。



脳トレは?
イヤイヤやることではなく、自分で楽しんでできることが良いそうです。


音読と計算ばかりでなく、「大人の塗り絵」「まちがい絵さがし」など、自分でやって"楽しい"と思えるものを探しましょう。

そしてもし音読をするなら、
「意味が全然わからなかったとしても、できる限り早く読む」こと。
計算をするなら、「間違えても良いので、『こんなものばからしくって』と思えるほど簡単な計算を超スピードで行う」ことで脳の血流が増大することがわかっています。



この話をしたら会場から、「おお~!」「それならできるかも・・・。」という声があがりました。
やっぱり皆さん予防をしたい気持ちは強いようです。


歌をうたうなら「アカペラ(伴奏なし)」の方が脳血流は良くなるようですが、カラオケでも絵画でも趣味を楽しく行ったり、昔のことを思い出して語り合ったり、役割を持って過ごせることがあったりすると良いですね。


「廃用性認知機能低下」と言って、「使わないから機能が低下する」ことを防ぐことも大切な要因のようです。
「面倒だから」「気が乗らないから」「今更」は【機能低下】の元。
「楽しんでできること」を探したいものです。




また、脳血管性認知症の原因ともなる以下のような、「脳梗塞の前触れ」になる症状があったら、すぐに救急車を呼びましょう。
「娘に連絡がつかなかったから」と言ってベッドで横になっているうちに悪化した方もいらっしゃいました。
症状が出てから時間がかからないうちに病院に行くことができれば、血栓を溶かす薬を使うことで問題なく家に帰ってこられる方もいらっしゃいます。

・片方の目が見えない
・視野の半分が欠ける
・言葉が出ない
・突然のめまい
・手足に力が入らない
・体の片側だけがしびれる・感覚がない


何だかテキストの内容以外のことを伝えた方が多いような印象を与えてしまったでしょうか。
大丈夫です。
「中核症状」「周辺症状」「対応」など、テキストの基本的な内容はもれなくお伝えしましたよ。



治る認知症、特に「正常圧水頭症」の診断が数年前よりも随分進んで簡単にできるようになったようですが、この話はし忘れてしまいました。
これはテキストの内容ではありませんが、「認知症」の診断を受けた時には知っておいたら良いのかな?という気がします。
今回は長くなりましたので、この話はまたいずれ・・・。


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seaside

Author:seaside
北海道釧路市内の3カ所でゆる体操初級教室を開いています。

正指導員としてはまだまだですが、ゆる体操の心地よさ・効果の高さを皆さんに実感していただきたくて、日々試行錯誤をしております。
教室のことなど詳しくは、下記のホームページをご覧ください。

「ぬさまい ゆる体操教室」
 「桜ヶ岡ゆる体操教室」
http://nusamai-yurutaisou.info/

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